呪術廻戦屈指の名シリーズとしても人気の高い「幼魚と逆罰」シリーズに登場していた吉野順平。
独特のキャラクター性を持っている順平について、プロフィールや魅力、強さなどを徹底調査してみました!
現時点で気になる伏線描写についても解説していきますので、モヤモヤしている方の参考になればと思います。
- 吉野順平のプロフィールなどの基本情報
- 吉野順平の強さや術式情報
- 吉野順平の魅力や伏線
吉野順平の基本情報

まずは、順平の基本情報をまとめてみました!
登場話数 | 第3巻18話ラスト~第4巻27話 |
所属 | 里桜高校2年生 |
声優 | 山谷祥生 |
年齢 | 17歳 |
家族構成 | 母(吉野凪) |
術式 | 澱月(おりづき):クラゲの式神 |
備考 | 好きなことは映画鑑賞 |

悠仁と同い年かと思ってたけど、1歳上だったんだ…
悠仁のコミュニケーション能力、高すぎる
順平はいじめられっ子として登場したため、気の弱いキャラクターなのかと思われがちですがそうではありません。
順平がいじめられることになったのは、自身の所属する映画研究会の部室を好き勝手に使う不良たちへ、「一言言ってやりたい」と思い反抗してしまったから。
どうしようもない人間に対し、上手くやり過ごすのではなく立ち向かうことを止められなかったところからも、順平の強いこだわりや人間性、それでいて不器用な一面を感じます。
この吉野順平が登場したシリーズは「幼魚と逆罰」と呼ばれており、作品屈指の名シリーズと評判になっています。
続いては、そういったシリーズの内容やシリーズ内で見せた順平の術式・強さについて見ていきましょう!
吉野順平の強さや登場エピソード

吉野順平の登場エピソード
吉野順平が出ていた「幼魚と逆罰」エピソードは、第3巻話~第4巻話で繰り広げられていました。まずはあらすじから確認していきましょう。
高校をサボり映画館に来た吉野順平は、自分をいじめていた同級生が顔を変形させられ、死んでいるところを目撃する。“犯人”を追い、声をかける吉野。その後、事件現場の映画館に乗り込んだ虎杖と脱サラ一級呪術師の七海建人は、2体の呪霊に遭遇する。
TVアニメ呪術廻戦第9話「幼魚と逆罰」あらすじ より
この事件の犯人…呪霊である「真人」を追い、彼と関わりを持った順平は「人に心なんてない」「生き様に一貫性なんて必要ない」という真人の考えに共感します。
そしていじめっ子への復讐を考えますが、その後事件の調査を行う悠仁と出会い一度は復習を諦めるのでした。
しかしその後、順平にとって大切な存在である母の凪が呪霊に殺されてしまいます。
絶望の底にいた順平がその時頼ったのは、悠仁ではなく真人でした。真人の言葉を受け、順平は「母を殺した犯人探し」と「復讐」をしに、里桜高校へと向かってしまいます。

この一連の流れも、ざっくり言ってしまうと凄い「なめらか」なんだよね。
順平も悠仁も、自分に出来ることをやっていただけなのに、どんどん事態が悪い方向に向かっていく感じ。
幼魚と逆罰は、呪術廻戦における「大人」と「子供」の存在をはっきり示してくれたシリーズでもありますが…ぜひその話は、別の機会にできたらと思います!
吉野順平の術式

さて、順平はこのシリーズの中で、真人から術式を使えるよう施しを受け「澱月(おりづき)」を使えるようになりました。澱月の特徴は次の通りです!
- クラゲの形をした式神
- 呪力からできた毒をクラゲの触手から出すことができる
- 毒の強さは加減可能
- クラゲそのもののサイズや強度も調整可能(悠仁の打撃が効かないほどの強度を出すこともできる)
こうして見てみると分かるかと思いますが、澱月は攻撃も防御も行える強い術式なんですよね…。

真人より先に悠仁に会っていたら強い味方になってたかもしれないけど、真人のおかげで術式を手に入れたんだよな…
順平はこの澱月を使い悠仁と戦いますが、その後悠仁からの言葉を受け母が死んだことを話します。
そして「一緒に犯人を探そう」と悠仁に持ち掛けられますが、後からやって来た真人に魂の形を変えられ、命を落としてしまうのでした。
この一連のエピソードは、悠仁の死生観にも大きな影響を与えています。続いては、幼魚と逆罰を通して見えた順平の魅力について掘り下げていきましょう!
吉野順平の魅力

吉野順平と魅力を一言で表すと「人間への期待を捨てきれないこと」かなと思っています。
順平は同級生からいじめを受け「無関心こそが行き着くべき美徳」と言いながら、いじめっ子たちへの復讐心を持つ順平。
悠仁と関わって一度は踏みとどまるも、凪が亡くなったことで枷が外れてしまい、復讐を決行するのですが…そのシーンを、一緒に見ていきましょう!

このシーンは順平がいじめっ子へ澱月の毒を使い、「最後の誠意」を見せるよう言う場面です。
もう1つ、その後乱入してきた悠仁へ順平が叫ぶセリフも見てみてください 。

この2つのシーン、ものすごく「順平らしさ」が詰まっているように思うんです!
復讐するだけならただ殺してしまえばいいだけなのに「最後くらい誠意を見せてほしい」というのも、どこかいじめっ子に「人としての理想的な姿(誠意を見せる姿)」を求めている証。
そして「人の心に呪われた」ことを嘆く姿も、順平が人の心への憧憬やこだわりを捨てきれないからこそのものだと思います。

順平はもしかしたら「人は美しく気高く、善の心を持っているはず」という期待を捨てきれなかったのかもね。
吉野順平にはこんな伏線も!?
そして吉野順平には、気になる伏線描写もいくつか隠されています。
例えば、第4巻27話「もしも」の扉絵。

順平が「もしも」高専に入学したら…という様子が描かれた心を打つイラストですが、実はこれは虎杖悠仁が死ぬ間際の吉野順平に見せた「存在しない記憶」なのではないか…という考察が出ているのです!
そもそも、存在しない記憶というのは、第5巻35話「京都姉妹校交流会―団体戦②―」・東堂葵のシーンで初めて出た描写です。
東堂が個性的なキャラクターなので(笑)最初はスルーされていたのですが…その後、渋谷事変のとあるシーンで「存在しない記憶」が再度現れます。それがこちらのシーン!

これにより、虎杖悠仁には存在しない記憶を見せる術式があり、実は順平のあの扉絵もそうだったのではないか…という考察が出るに至りました。
とはいえこれは、本誌でもまだ確定していない情報です。まさに今新しいことが分かりそうな展開になっていますから、今後が楽しみですね。
吉野順平の紹介 まとめ
吉野順平の強さやキャラクター性について見ていきました。
筆者が一番に思うのは、順平のように「人に理想の姿」を期待してしまう人って、筆者を含めてたくさんいるのではないかなということです。
こうしてくれたらいいのに、ああしてくれたらいいのに…そういったある意味「我儘」な一面って、誰しもあるのではないでしょうか。
だからこそ順平や「幼魚と逆罰」は、多くの人の心に刺さっているのだと思います。
- 吉野順平はいじめられっ子だが、強い意志やこだわりを持っている!
- 吉野順平の「澱月」は、攻守ともに優れた術式
- 吉野順平の扉絵「もしも」は、虎杖悠仁の術式の可能性も!?
アニメ放送時にはトレンドにも入っていた吉野順平だけど、実際のところどんな人なのかよく分かってない!