呪術廻戦に登場する術式を50音順で紹介していきます!
まだ名前が出ていない術式や、名づけの無い術式は対象外です。
術式の詳細をできるだけ細かく書いているので、全体的に長くなってしまいました。
気になる術式を見ていきましょう!
もくじ
術式とは
術式とは、呪力を通すことで何らかの特殊な効果が発生する、個々人が生まれながらに持った能力です。
そもそも呪力とは、負のエネルギーから生み出される力のことを言いますが、呪力単体では単純な肉体強化や呪力そのものを飛ばすくらいしか使い方がありません。
そこで、呪力を術式に流し込むことで、何らかの効果に変換することが出来ます。
呪力で式神を生成したり、呪力で炎を発生させてたり、呪力で斬撃を繰り出したり、様々なことができるようになります。
ただし、術式の有無や術式の種類は、生まれながらに決まっています。そして、その術式は遺伝的に伝わっていきます。
そのため、呪術界には強い術式を独占し続けている名家があったり、術式を家系から根絶させようとしている一族が居たりします。
それでは、そんな術式の紹介に入っていきましょう!
呪言
使用者: 狗巻棘
備考: 狗巻家の術式
概要: 対象を命令に従わせる。

言霊に呪いを込めることができる。
強力な術式だが、術師の意志に関係なく発動してしまうので、普段の会話から語彙を絞って話す必要がある。
これまで使った言霊には「止まれ」・「逃げろ」・「ぶっ飛べ」・「潰れろ」・「眠れ」・「動くな」などがある。
使った言霊が強い効果であったり、相手との実力差にが大きい場合には使用者自身に大きな負担がかかってしまう。
負担の軽いレベルとしては喉が枯れる程度だが、酷くなると口から血を出して倒れてしまう。
呪言による負担の対策として、狗巻は喉スプレーを丸飲みすることがある。
携帯電話やメガホンを通じて呪言を発動することも可能で、交流戦の際はメカ丸から奪った電話を使い美輪霞を眠らせた。
頭を呪力で守ることで呪言への対策は可能となるが、この方法に慣れている術師が少ないため、並の術師では頭を呪力で守ること自体に気を取られてしまう。
芻霊呪法(すうれいじゅほう)
使用者: 釘崎野薔薇, 野薔薇のおばあちゃん
概要: 遠隔で呪力の攻撃を行ったり、藁人形を用いて攻撃を行ったりする。

釘崎野薔薇のおばあちゃんが使用しており、釘崎野薔薇も使用している術式。
ちなみに、「芻霊」とは藁人形のことを指す。
釘の刺さった先に呪力を流したり、相手の身体の一部を利用して遠隔でダメージを与えることが出来る。
技は以下の三つがある。
- 芻霊呪法 基本
- 芻霊呪法 共鳴り
- 簪
芻霊呪法 基本
釘を刺した先に呪力の攻撃を与える。
発せられる攻撃は、釘の形を大きくしたような形の攻撃である。
芻霊呪法 共鳴り

相手の肉体の一部と藁人形を釘で刺すことで、相手にダメージを与える。
与える衝撃としては、身体の内部から呪力で貫かれたような衝撃になる。
「肉体の一部」の価値が高いほど、対象に与えるダメージの量は大きくなる。
簪

基本の芻霊呪法に比べて、さらに大きなダメージを与える。
釘から発せられる呪力の刺撃は、呪力での防御や相手の肉体をたやすく貫く。
釘崎の攻撃のメインともいえる技。
赤血操術(せっけつそうじゅつ)
使用者: 加茂憲紀, 脹相
備考: 加茂家相伝の術式
概要: 血液を自在に操る術式。

加茂家相伝の術式の1つ。
血液を媒介とした術式で、自身の血を付着させた矢の軌道を操作したり、血液自体を何かしらの道具の形に変えて使うことが出来る。
自身の血液を使用するため、生身の身体では術式の使用に限度がある。
赤血操術の技の一部は以下の通り。
- 百斂
血液を限界まで圧縮する技。
他の技の前準備として行う。 - 穿血
百斂で圧縮した血液を一点から打ち出す技。
血液の初速は音速を超える。
単純だが少ない予備動作で弾丸並みの速度で打ち出せる上に、打ち出した後に軌道を変えることも可能なため、使い勝手と強さ共に赤血操術の要と言える技だ。 - 超新星
百斂で圧縮した血液を解放し小さな爆発を起こす技。 - 赤燐躍動
血液の成分を操作することで、一種のドーピングのような効果を一時的に得る。 - 赤燐躍動・載
赤燐躍動の強化版。
一切の血液を身体外で利用しないことにより、限界まで身体能力の向上効果を高めたもの。
投射呪法(とうしゃじゅほう)
使用者: 禪院直毘人, 禪院直哉
備考: 禪院家相伝の術式
概要: コマ割りを創り出して、それに沿った動きをすると速度が上がる。

禪院家相伝の術式。
自身の視界を画角とし、あらかじめ作った1秒を24分割したコマ撮りの動きを後追いする術式。
コマ撮りの動きは術師の好きに作ることが出来るが、過度に物理法則や起動を無視した動きを作ることはできない。
また、術師の掌に触れられた者もコマ撮りの動きを作らなければならず、失敗すると1秒間フリーズする。
投射呪法を使いこなせる術師しかコマ撮りの動きを作ることは困難なため、実質触れた相手を1秒間フリーズすることが出来る能力である。
禪院直毘人はこの術式を使いこなすことで、最速の術師と呼ばれている。
十種影法術(とくさのかげぼうじゅつ)
使用者: 伏黒恵
備考: 禪院家相伝の術式
概要: 影を媒介とした式神を10種類使うことが出来る。

禪院家に伝わる術式の一つで、手で影絵を作って式神を呼び出す。
呼び出した式神は一度破壊されると二度と呼び出すことが出来ないが、破壊された式神の能力は他の式神が引き継ぐことができる。
判明している式神は以下のとおり。
- 玉犬(白・黒・渾)
- 鵺(ぬえ)
- 蝦蟇(がま)
- 満象(ばんしょう)
- 大蛇(おろち)
- 脱兎(だっと)
- 八握剣異戒神将 魔虚羅(まこら)
- 不知井底(せいていしらず)
不義遊戯(ブギウギ)
使用者: 東堂葵
概要: 呪力を持つもの同士の位置を入れ替える

東堂の術式「不義遊戯」は、次のような術式効果を持っている。
- 「手を叩く」ことで、術式範囲内にある「一定以上の呪力を持ったもの」同士を入れ替える
- 生物・非生物問わず入れ替えられる
他人や呪具も術式の対象なので、他人と呪具の入れ替えも可能である。
東堂が頻繁に使う入れ替えのパターンは以下の通り。
- 敵を自分を入れ替える
- 味方と敵を入れ替える
- 味方と呪具を入れ替える
- 入れ替えるフリして入れ替えない
敵を自分を入れ替える

敵と自分を入れ替えるパターンは、敵と味方が戦っているときに、敵を遠ざける際に有効だ。
入れ替えられた敵は最初自分がどこにいるか分からなくなるため、一瞬の隙が生じる。
味方と敵を入れ替える

味方と敵を入れ替えるパターンでは、特に多対一で味方が追い込まれているときに有効だ。
敵に囲まれていた味方の位置と、敵の一人の位置を変えることで、敵が他の敵に囲まれている状況を作ることができる。
味方と呪具を入れ替える

味方と呪具を入れ替えるパターンでは、急に東堂の手元に呪具が現れることになる。
すると、敵が想定していなかった攻撃力を出すことができるので、敵の呪力の防御を貫くことが可能だ。
また、本来いるはずだった人間が急にいなくなるので、敵の攻撃を透かすこともできる。
呪具以外にも、適当に拾った小石に呪力を与えて投げることで、その小石を入れ替え先とすることも可能なため非常に融通の利くパターンとなっている。
入れ替えるフリして入れ替えない

入れ替えるフリして入れ替えないパターンは、戦闘中盤で不義遊戯に慣れ始めた敵に使うと効果的だ。
不義遊戯に慣れ始めた敵は、東堂の入れ替えを見越し、入れ替え先に攻撃を試みようとしだすが、その段階にきて不義遊戯のブラフを挟むと相手は混乱してしまう。
東堂の戦闘IQが高いからこそ成り立つ術式だ。
無為転変(むいてんぺん)
使用者: 真人
概要: 触れたものの魂の形を変える

掌で触れたものの魂の形を変える。
魂の形を変えることにより、人間の形を変えることができる。人間以外の動物に使っている様子がないことから、人間にしか適用されないようだ。
自身の身体も自由に変形させることが出来るが、大きくしすぎたり長く変形させすぎたりすると、強度が落ちてしまう。
また、形を変えた後の掌では無為転変を発動できない。
無為転変を操る真人の話によると、肉体に魂が宿るのではなく、魂に体が肉付けされているらしい。
そのため、魂の形を変えることにより、肉体の形を変えることが出来るようだ。
小さくした人間を複数ストックし、自在に変形させられる飛び道具として利用したり、いつでも改造人間を出せるようにしている。
多重魂・撥体

多重魂によって魂を融合させることで発生した魂同士の拒絶反応を利用して、爆発的な質量を創り出す。
広範囲への攻撃や遠距離からの攻撃の際に利用している。
多重魂・幾魂異性体

拒絶反応が微弱な魂の組み合わせにより、複数の改造人間分の能力を得た攻撃型改造人間を生み出す。
複数の魂を一瞬で燃やし尽くすことによって攻撃力を得ているので、生み出してから数分で死んでしまう。
無為転変・遍殺即霊体

黒閃を決めた真人が、自身の魂の本質に気づいて変形した姿。
「変形しない」という縛りにより、強度を上げている。
その強度は虎杖の攻撃が通らないほど。原型の200%の強度だそう。
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